2019年の確定申告の注意点
新年あけましておめでとうございます。
毎年の事ですが年が明けると1年間の売上や経費を計算して確定申告をしなければいけません。
今年の確定申告の期限は2019年3月15日(金曜日)までです。
平成最後の確定申告となりますね。
今年の確定申告はどのような事に注意が必要か、また2019年度の税務の問題点などをまとめてみました。
ますます人気のふるさと納税
毎年、人気が高まっているふるさと納税です。
総務省のデータによると年間4000億円近くがふるさと納税として地方自治体に再配分されています。
このふるさと納税も2019年は返戻品に規制が入る見通しとなりますので、これまでのように高還元の返戻品はなくなるかもしれません。
しかしふるさと納税自体は今後も一定の人気を維持していくでしょう。
スマートフォンで電子申告が可能に
今年の確定申告の大きな試みとしては、スマホで確定申告が完結できるようになったところでしょうか?
国税庁 スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/smart_shinkoku/index.htm
スマートフォンに最適化された画面を利用して確定申告ができるようになっています。
また、これまではマイナンバーカードを使用しないと電子申告ができなかったのですが、IDとパスワードを使用して電子申告ができるようになりました。
マイナンバーカードには赤く囲んだICチップに個人の様々な情報が記入されているのですが、マイナンバーカードで電子申告をする場合にはICカードの読み取り機を電気屋さんなどで購入してこないといけないので、実際には普及していなかったのです。
多くの皆さんが親しみやすいIDパスワード方式でも電子申告できるようにしたことによって、電子申告が普及するよう試みが行われています。
IDパスワード方式で電子申告する方法
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/smart_shinkoku/pdf/idpw-send.pdf
クレジットカードやQRコードで税金を納付できます
これも2018年頃から徐々に試みが行われています。
現時点で確定申告で税金を納付する方法としては
①窓口納付
金融機関又は所轄の税務署の窓口で納付する方法
②振替納税
預貯金口座からの振替により納付する方法
③インターネットバンキング
インターネットバンキング等から納付する方法
④ダイレクト納付
e-Taxによる簡単な操作で預貯金口座からの振替により納付する方法
⑤クレジットカード納付
「国税クレジットカードお支払サイト」を運営する納付受託者(民間業者)に納付を委託する方法
⑥QRコード納付、バーコード納付
コンビニエンスストアの窓口で納付する方法
以上の6つの方法の中から選ぶことができるようになります。
個人的には、クレジットカードで納付するとポイントがたまるという事でメリットがあると思いますし(手数料がかかるけど)、インターネットバンキングを利用すれば振込を行なうように納付ができるので楽かなと思います。
2019年10月から消費税が10%に引き上げられます
10月から消費税が10%に引き上げられることが予定されています。
これに伴い「酒類・外食を除く飲食料品」「週2回以上発行で定期購読される新聞」の消費税を8%とする「軽減税率制度」も導入されることになりました。
年の途中から消費税が変更されますので大きな混乱が起きることが予想されると思います。
事業主の方で対策がまだの方は早めに税理士などに相談するとよいでしょう。
シニア世代の再雇用
一般企業に勤めている多くのシニア世代は60歳で一度定年退職を迎えます。
勤め続けた会社で再雇用契約をする場合もありますが、ほとんどの場合給料が3/1程度になってしまうと聞いています。
年金を一般受給できる65歳までは、このような生活で何とか食いつなぐシニア世代が増えているというのも大きな問題です。
現世代の若者は、iDeCo(個人型確定拠出年金制度)やつみたて投資の活用などで、定年後の資金を今から蓄えておく必要があります。
それに加えて、シニアや若者世代の独立を支援していくことが重要です。
iDeCo(個人型確定拠出年金制度)やつみたて投資が最近流行っていますが、確定申告での手続きをどうするのかという疑問が多く出てくるかもしれません。
まとめ
平成最後の確定申告では上記で挙げたような問題が生じてくるかもしれません。
あなたは何かのきっかけでこの記事を目にされていると思いますが、もう少し詳しい事を聞きたいという場合には、お問い合わせください。