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個人事業主が増加している。2018年の確定申告書作成シーズンを振り返って。

──今年も決算のシーズンが終わりましたね。片山税理士お疲れ様でした。

片山  年明けから3月くらいまでは、毎年の事なのですがすごく忙しいです。

今年もギリギリまでバタバタしてしまいましたが、なんとかすべてのお客様の申告書を無事に税務署に提出できました。

 

──決算の時は、皆さん夜遅くまで働かれているのですか?

片山  そうですね。確定申告というのは期限が3月15日と決まっているので、年明けから3月15日まではお仕事の依頼が絶え間ないですね。

確定申告を依頼してくる多くの方は、ご自身のお仕事がお忙しかったりで自分で申告書を作成する事ができませんので、当事務所できちんと1年間の利益を計算して、税務署に提出させていただくサポートまでしています。

 

──片山先生にお仕事を依頼すると、節税などのアドバイスをしてもらえるのでしょうか?

片山  税金の計算をする中で、本来仕事に関連するはずの経費が集計できていなかったり、ふるさと納税などを活用することでもっとお得になるようなことがあれば、アドバイスさせていただいています。

 

──反対に、これまで確定申告をする必要があったのに、申告できなかった人はどうすればよいのでしょう?

片山  無申告対応ですね。当事務所でも依頼者が相談に来られます。

「個人事業を3年前から行っていたけど一度も税金の申告をしたことがありません」といった相談や

「税務署から問い合わせが文章で届いたのですがどうすればよいですか?」といった相談が多いです。

 

──そういう人は、片山先生にお願いすればいいわけですね。

片山  当事務所では、ご依頼者様からの相談を伺って、なぜそのような状況になってしまったのか、これからどうしていきたいのかを相談しながら、適切な対応をとるように心がけています。

 

今年は「副業」に関するお問い合わせが急増

──今年の確定申告ではどのような相談がありましたか?

片山  なんといっても今年は「仮想通貨」の相談が多かったですね。

私は認定仮想通貨税理士という、仮想通貨の申告について何かあったら相談してきてくださいね、とオープンに公表していた事もあって、様々な相談が寄せられました。

 

──億り人と言われるように、利益が数億円という人もいたのですか?

片山  私が相談を受けた方の多くは数十万円から週百万円といった利益の方が多かったです。

仮想通貨の計算方法に「移動平均法」と「総平均法」というのがあるのですが2017年の仮想通貨の相場のように、上昇局面では「総平均法」という方法を採用することで、確定申告をするときに依頼者様が、感覚として感じている利益より少ない金額を所得として申告することが可能でした。

結果として、多くの方が思ったよりも少ない利益で申告することが可能だったと思います。

 

──仮想通貨についてはどのような事に注意すべきですか?

片山  まずは基本的に仮想通貨の申告は雑所得として課税されるという事ですね。もちろん場合によっては、開業届出を提出して、事業として申告するという事もありえます。

いずれの場合も収入から経費を差し引いた所得に対して課税されます。

収入については、基本的には購入したビットコインなど仮想通貨を、円に戻したり、そのビットコインで他の仮想通貨(アルトコイン)を購入した時などです。

 

必要経費としては、セミナー代や交通費、取引手数料など仮想通貨の取引に関連して発生した費用は認められます。

あと、仮想通貨では税金を納税できないので、納税資金は円で確保しておく必要がありますね。

 

──その他にどのような相談が特徴的でしたか?

片山  せどりやメルカリなどのフリマアプリでの収入に関しての相談などもありました。少し難しいところで言えば、ワンルーム投資や民泊などの相談も寄せられましたね。

面白いところで言えば、ユーチューバ―やアフィリエイターなど、インターネット上で情報を提供することで広告収入を得ている人たちからの問い合わせが急増していますね。

 

──ユーチューバ―とかって本当に存在するんですね。

片山  私もそう思いました。

どうみても普通の青年が月数百万円という広告収入を得ています。アフィリエイターも同じです。月に一回グーグルから数百万円の入金が入るというモデル。

売上の集計は非常に楽です。 笑

 

──こういった個人事業主の方は税理士に相談したほうがいいのですか?

片山  状況にもよりますが、副業での売上が年間300万円を超えてきたら少し検討したほうが良いと思います。

特に、先ほどお話ししたようなユーチューバ―やアフィリエイターなどをしている方は絶対に”若い”税理士に相談したほうが良いです。

 

──”若い”税理士って強調しましたね 笑

片山  税理士は30代でないとダメです。

というのもそれ以上年齢が上の方だと、アフィリエイターやユーチューバ―などの仕事内容が理解できません。

スマホで日常的に情報収集していたり、You Tubeなどを見たり、ネット動画も見たり、そんなことをしている税理士でないと、依頼者様の相談に適切な回答ができません。

 

頼りになる税理士を選ぶ方法

──そんな税理士さんってどうやって探すのですか?

片山  開業している税理士の中で、30代の税理士というのは全体の5%もいません。その中で、依頼者様の近くに住んでいて、話も合う税理士を探すのはそんなに簡単な事ではありません。

税理士選びを間違えた場合、記事の作成に使った取材費などを経費にすることも認めてもらえず、多くの税金を払う事になることもあります。

 

──じゃあ、片山先生に頼むしかないってことですか?

片山   他にも若くて頼りになる先生は首都圏にたくさんいるのですが、皆様がインターネットで探すと、大手の会計事務所だったり、値段の安さをアピールした会計事務所しか探せないと思います。

30代の頼れる税理士は、実は共通した特徴があります。

①学生時代に公認会計士や税理士の試験に合格していて頭の回転が速い、状況対応力がある

②卒業後は外資系の会計事務所などでバリバリ働いている

③30代で退社し独立している

 

──なんか医者の世界みたいですね。

片山   はい。基本的には、良いお医者さんを探すのと同じです。

①は言うまでもないですが、状況対応力があり、自分の考えを頭ごなしに押し付けない専門家を探すというのは当たり前です。

②は、外資系の会計事務所は、日系のようにのんびり1年を過ごしていないというか、ある意味ブラック企業的な働き方なので、こなしている相談件数や相談の難易度が普通の会計事務所とは違うと思います。

大きいところだと、グーグルやスターバックス、アップルなどの節税や、日本だと武富士などの巨額の相続税の回避事件なども主導していますし。。。

③は、自ら会社を辞めるのと、年齢を重ねて辞めざるを得なくなってやめて独立した人では勢いが違いますね。

 

──片山先生は優秀な先生を紹介するサービスも始めたとか?

片山   私の人脈や過去交流した人の中で、この人は本当に優秀だなと思った人だけを紹介させていただくサービスを始めました。

神奈川県の若手で信頼できる税理士を無料で紹介
税理士紹介サービス「ビズサポ」
https://yokohamabiz.com

まだ、神奈川県と都内の先生が中心です。

でも、様々なポータルサイトがある中、専門家が本当にすごいと思った人だけを紹介するサービスはあまりないと思いますので。

グルメアプリの食べログでなくTERIYAKIみたいなものです。数は少ないけど確実です。

相続税に詳しい税理士や、とにかく美人な税理士、東大・早慶出身の税理士など色んなオーダーに対応できます。

 

──その道のことは専門家に聞いた方が良いわけですね。

片山   それが難しいのでポータルサイトや紹介サイトがあるんでしょうけどね。

安くて良い歯医者さんを近くで探したりするのと同じですね。

ちなみに私は銀座の歯医者に行っていますけど、銀座の一等地にある歯医者さんは値段も一流ですから。

 

──今日は色々と教えていただいてありがとうございました。

片山  何かあればいつでもメールで相談くださいね。

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