神奈川県大和市の公認会計士・税理士 

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2017.7.23.

電子決済比率を増やせばクラウド化が促進する

私の事務所では日頃から会計業務のクラウド化を推進しています。
クラウド化にするというのは、個人消費や銀行の入出金データをコンピュータに取り込ませて、会計記帳を自動的に作成する事を指します。

これまでの会計事務所では、お客様から銀行通帳のコピーや請求書などをお借りして、スタッフが手入力で記録をしていました。
しかしこの方法だと、スタッフの労力にもなりますし、試算表を作成するのに1~3ヶ月以上かかってしまう事もざらにあります。

クラウド化によりコンピュータに記帳を行なわせると、試算表はほぼ毎日更新されていきますし、数字入力などのミスもなくなることがメリットです。
その反面、普段の買い物や経費の精算を現金でおこなっている方の場合は、クラウド化を促進させることは非常に難しいのです。

私の事務所では、基本的にネットバンキングや、クレジッオカードでの決済を推奨しています。
データでお金をやり取りすることで、その後の記帳業務や現金管理も全てデータを通じて自動的に行なう事ができるようになるからです。

従来であれば、顧問の先生や会社の経理担当者が入力を行なっていました。
すなわちデータを「作ること」に重視がされてきました。

これからはデータを「作り方」から「使い方」を意識していく時代になってきています。
データを作ることに付加価値があるのではなく、そのデータを使用して意思決定をするために分析をしていく
そこに気づいている会計事務所がこれから生き残っていきます。

そこに気づかず、昔ながらの方法で会計事務所スタッフをたくさん抱えて、データを「作ること」から意識を変えられない会計事務所は今後徐々に衰退していくでしょう。

会計事務所の業界も徐々にクラウドのうねりが近づいてきています。

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